今回は犬の血液検査の項目の1つである
GGT(γ-GTP)についてまとめています。

GGTの値が高い原因と低い原因はどんな
ことが考えられるのでしょうか??

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毛杖検査のGGT(γ-GTP)とは??


犬の血液検査の項目にはGGT
(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)
という項目があります。


GGT(γ-グルタミルトランスフェラーゼ)とは、
「γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)」
とも呼ばれています。


これは胆道系の疾患で上昇するとされる
肝酵素
です。(胆道系っていうのは、
肝臓で分泌される消化酵素を分泌する
管などを指します。)


犬の基準値は「0~7」とする場合も
あれば、「10まで」とする獣医も
います。


正常値の範囲の場合は気にするもの
ではありませんが、獣医が注目する
ことも多いので何らかの異常数値が
出ている場合には、病気が疑われる
と診断されることもあります。


そこで今回はこのGGTが高い原因
と低い原因を詳しく解説していきます。


GGTは基本的に高い数値のほうが
獣医に注目されやすく、何らかの
病気がある可能性が高まります。


胆道系の病気の際に、上昇する
ことがわかっている血液検査項目です。


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GGT(γ-GTP)の値が高い場合は


この数値が高い場合には


「胆汁うっ滞」
肝臓で分泌される消化酵素である胆汁
が上手く流れて行っていない状態です。


これは胆汁の通り道が、なんらかの原因
で狭くなっていたりすることで起こります。


「胆管肝炎」
胆汁の通り道である胆管に炎症が
起こっている状態です。


進行すると肝臓にも炎症が起こって
いきます。


「肝障害」
肝炎などで肝臓が障害が起こって
いる状態です。


そのほかにも、胆管がん、肝硬変、
ウイルス性肝炎、中毒
などが疑われ
ます。


ただし、GGTが高いこと自体が体に
悪い影響を与えるわけではあり
ません。


そもそもGGTは胆管の働きが活発
になることで高まりますが、薬物
などによって一時的に胆管に負担
がかかっているという場合もあり
ます。


獣医の元で血液検査を受ける際は、
薬の服用がないかなどの申告が
重要です。
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GGT(γ-GTP)の値が低い場合


GGTが「0」など低い数値を示して
いるのは、特に問題はありません。


この数値が低い原因としては、胆管が
活発に働くシチュエーションでない
ことを示しています。


胆道に負担がかかっていない状態
だという数値なのです。


ただし、GGTが正常値よりも低い
場合や正常値であっても、胆道系
疾患が必ずないとも限りません。


GGTの数値が上がるのは病気の2次的な
要素が強いです。


その為、仮に胆道に負担がかかって
いる状態でも、GGTに症状が出ていない
ケースもあるのです。


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犬の血液検査の項目において、GGT
の数値だけが病気を立証するもの
ではありません。


その他の肝酵素を示す数値「ALT」
「AST」や、GGTの他にも胆道の
活動について示している「ALP」
などの数値も総合的に見ながら
判別する必要があります。


血液検査のALTについて>>


仮にGGTが高まっていても、他の数値
や普段の健康状態が悪くない場合には
、すぐには治療とならない場合もあり
ます。


ですから、血液検査の総合的な結果
はもちろんですが、普段から飼い主
が犬の状態を観察し、体調の良し悪し
を感じられるような関係性を築いて
おくことが肝心です。