犬の血液検査でLDHの数値が高かっ
たり低かったりすると、獣医より
指摘を受ける場合があります。

このLDHの数値が高いときと低い
ときの原因ってなんなのでしょうか?

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LDHとは、ラクテートデヒドロ
ゲナーゼ(乳酸脱水素酵素)と
呼ばれるものです。


基本的には広く全身に分布している
ので、この数値が高いからといって
一概に何らかの病気であるとは考え
られません。


ただし、とくにLDHが多い場所は


・筋肉
・肝臓
・腎臓
・赤血球


これらに多く、ここが壊れていると
血液中に漏れ出して、LDHの数値が高く
なります。


犬のLDHの正常値が
「45~233 U/l」
とされているので、
正常値よりも高いまたは低いのには
何らかの原因が考えられます。


そこで今回はLDHが高い場合の原因
と、反対に低い場合の原因について
詳しく解説しましょう。


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犬の血液検査でLDHが高い原因


まず犬の血液検査でLDHが高い場合は、
この数値のみが単独で上昇している
場合


「白血病」や「悪性リンパ腫」など
腫瘍の疑いや筋肉が壊れている可能性
があります。


筋肉が壊れるのは心筋梗塞なども考え
られます。


ASTやGGTなど肝臓の数値も高くなって
いて、LDHが高い時には肝臓に障害が
起きていることが多いです。


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これと同じく、BUNやクレアチニンの
数値が高い時には腎臓に障害が起きて
いると考えます。


その他にも赤血球が壊れてしまっている
とき
にも、LDHが高くなるので、血尿が
出ていないかどうか、ビリルビンの数値
が高くなっていないか確認します。


そもそもLDH自体は犬の体内の多くの
臓器や組織に存在しているので、
身体のどこかに何らかの異常がある
場合は上昇します。


この為、LDHが単純に上昇している
為に「どこの臓器が悪いのか」が
特定しづらく、上昇しているから
といって他のデータなしには、まだ
どこが病気なのかがわからない
のです。


LDHが高いだけで、そのほかの数値が
高くないときには、腫瘍マーカーを調べ
たりすることで、身体の中に腫瘍が
見つかることもあります。


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LDHの数値が高くても異常がないことも


一方で、LDHが高くても、病気では
ない場合も多々あります。


例えば「運動直後」である場合です。
犬が過激な運動をした後にも、LDHの
血液中の数値は上昇します。


さらに、メス犬の場合ですが、妊娠時
にもLDHは上昇します。


避妊をしていない場合で、LDHの数値
に異常がある場合は、妊娠を疑う場合
もあります。


つまり、獣医側としては仮に犬の血液
検査でLDHの数値が高かったとしても、
他に考えられる行動や運動、体の状態
を知る必要があるのです。


その他の血液検査のデータや、普段の
生活状態などを知る必要があるという
わけです。


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また、直前の運動行動も影響するので、
病院で血液検査を受ける前は、獣医の
指導を守り、検査前の注意事項を守る
ようにしましょう。


もし守れなかった場合には、「過度な
運動をした」などの申告を必ず獣医に
申し出て、判断の材料にしてもらう
ようにしましょう。


犬は人間と違い言葉が話せないので、
その分飼い主が直前の行動や直近の
体調変化などを観察しておくことが
重要です。


犬の血液検査でLDHの数値が低い原因


犬の血液検査で、反対にLDHが低いと
判定された場合は、特に何の問題も
疑われません。


LDHは簡単に言えば「臓器が欠損時
に血液中に増える数値」です。


つまり、臓器が欠損していない状態
では低い数値が保たれていて当然なの
です。


臓器が欠損していないということは、
体にとって良い状態ですから、何の
問題もありませんよね?


仮に正常値の範囲よりも低い数値で
あっても、特に問題はありません
ので、安心しましょう。